今年度第5回目となる「仕事体験ツアー」は都内の高校に通う子供を持つ保護者を対象とした特別版。
11月29日、東京墨田区の区民ホールに18名の保護者の方々が参加。
まずはキャリアコンサルタントの本田勝裕氏による講演からスタート。
現代の就職事情について独特の語り口で楽しく説明する本田氏のお話に参加者は皆引き込まれる。
参加した保護者の方々からは
「なかなか分からない今の就職事情を知ることができました。」
「親として子供に何をしてあげたら良いのかのヒントをもらえた気がした。」
といった意見が聞かれ、就職を控える子供を持つ親として意識が高まったようだ。
本田氏の講演を終え、一行は墨田区にある浜野製作所へ工場見学に向かうことに。
保護者がものづくりの最先端企業の現場を見学することはなかなか体験できない事。貴重な経験に期待感が高まる。
浜野製作所は主に精密板金加工を手がけるものづくり企業。中小企業であるがその技術力は国内有数のものを持つ。
到着すると社長の浜野慶一さんが「皆さんこんにちは!」と元気に出迎えてくれた。
とにかく元気で楽しい浜野社長の会社説明に、聞いている保護者の方々の目も輝き出す。
会社説明を終えると浜野社長自ら工場の中を案内していただく。
町工場のイメージとかけ離れたきれいな工場内に驚く保護者の方もたくさん見られた。
機会の少ない工場見学を体験した保護者の方々からは
「社員の方がみんな笑顔!目がキラキラしている!」
「日本の中小企業はまだ元気であることがよくわかって凄く良かった。」
「従業員の方々のいきいきしている様子、やりがいを感じて仕事をしているという気持ちが伝わってきました。」
といった声が聞かれ、中小企業の町工場に対するイメージが変わったようだった。
浜野製作所の工場見学を終えた一行は再度区民ホールに移動。
浜野社長に加え、今年高校を卒業して就職したばかりという社員の佐々木拳士郎さん、同じく墨田区の中小企業である東京彫刻工業株式会社の花輪篤稔社長、社員の呉有普さんと共にパネルディスカッションを行った。
現場で働く社員の方の生の声が聞けるとあって、保護者の方々からは様々な質問が寄せられ、関心の高さが見て取れた。
特に去年まで高校生だったという佐々木さんのお話には、自分達の子供と近い年齢ということもあって感心する保護者の姿が多く見られた。
多くの質疑応答で盛り上がったパネルディスカッションはあっという間に終わり、今回の「仕事体験ツアー」は終了。
全体を通した感想として、
「もっとたくさんの企業訪問と、社長さんの話がききたくなった。」
「今日みたいな場を直接子供たちに体験させたい。」
「子供にもっと知るチャンスを与えたい。産業展などに親子で出かけたいと思います。」
といった、非常に前向きな意見がたくさん寄せられた。
親という立場から子供の就職にアプローチする上で、とても有意義なものになったようだ。