今年度最後となる、2010年12月18日に行われた、第8回仕事体験ツアー。訪問先は埼玉県入間郡に工場を構える大和合金株式会社(三芳合金工業株式会社)。特殊銅合金一筋、長い歴史を持つものづくり企業である。
今回は土曜日ということで都内の高校生16名が参加。バスで大和合金(三芳合金工業)へ。バスの中では以前取材を受けた時のものというDVDを見ながら会社について予習。果たしてどんな会社なのか、期待が高まってくる。
バスに乗ること数十分、大和合金(三芳合金工業)に到着。常務の萩野源次郎さんが出迎えてくれる。一行は社内の食堂に集まり、まずは萩野常務から元気な挨拶。
プロジェクターを用いて大和合金(三芳合金工業)がどういう会社でどういう歴史を歩んできたのか、丁寧に説明していただく。
長い歴史と製品が社会のいろいろな場所で役に立っている事を学び、学生達の目も段々と真剣になってくる。
萩野常務による会社説明の後はいよいよ工場見学。
2つのグループに分かれ、それぞれに社員さんが付き添っていただき、工場内を見学させていただく。
見学中は安全のためにヘルメットとマスクを着用。
主に特殊銅合金の製造を行っている大和合金(三芳合金工業)。
製造現場は鍛造、鋳造、切削、金型キャビティ製作と本当に幅広い。
社員さんに丁寧に紹介していただきながら各現場を順にまわっていく。
それぞれの作業現場で初めて目にする光景に感動する学生達。
特に鋳造、鍛造の現場では真っ赤に熱された金属の様子にひときわ興奮しているように見えた。
工場見学後は社員さん達との座談会。
2つに分かれたテーブルに社員さんを2名ずつ迎え、質問しながら和やかにお話をさせていただく。
仕事の話はもちろんのこと、入社のきっかけやプライベートな事まで興味のあることは何でも質問する学生達に、社員さん達は優しく丁寧に答えてくれていた。
学生達にとってはまだ現実味のないかもしれない、仕事ということをイメージする良い機会になったようだ。
座談会を終え、社員さん達と別れた後はふりかえりワークショップの時間。
今日の会社訪問で感じたこと、意識の変化をまずは各自で確認するために書き出していく。
皆、いろいろと思うところはあった様子。
最後は各自が書き出した意識の変化をグループごとに模造紙にまとめ、相手グループに発表。
紙に書いて発表することで、中小企業に対して持っていたぼんやりとしたイメージが全く違うものになったということがはっきりと確認できた。
ふりかえりワークショップでのプレゼンを終え、今回の『仕事体験ツアー』全プログラムは終了。
ここで萩野社長が登場。今日一日の締めくくりとしてこれからの社会を担う学生達に向けてメッセージを語っていただいた。
萩野社長、社員さん達と記念撮影を終えると、ちょうど火入れ式(新しい炉を導入して初めて火を入れる際に行う儀式)があるという事で、学生達も参加することに。
滅多に立ち会えない貴重な火入れ式を見せていただき、大満足した後は皆さんに御礼を述べて『仕事体験ツアー』は終了。
今回のツアーを終えて、学生達からは
「知らないことをたくさん知ることが出来てすごく楽しかった!」
「社員さんのお話を聞けたことが自分にとって非常にプラスになった。」
「とても魅力的な中小企業もあるということがわかった。イメージががらっと変わった!」
といった、前向きな意見が多く聞こえた。
学生達がいずれ就職するときに今回の経験が大きな糧となることであろう。