東京都産業労働局|成功企業電子ブック
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時は1933年。当時、世界の高級カメラは名実ともにドイツ製で、中でもライカは憧れの的だった。「メイド・イン・ジャパン」は足元にも及ばない。若干33歳の吉田五郎が「ライカに負けない国産高級カメラを作る!」と東京・六本木に立ち上げた町工場がキヤノンのスタートである。独自技術を開発しながらカメラ作りに専念するが、1945年8月、終戦で工場閉鎖を余儀なくされる。しかし、御手洗毅社長(当時)は、「国産高級カメラを作るという夢はまだ実現していない。歯を食いしばって努力していけば、立派なカメラで世界を制する日が来る!」と、わずか1ヵ月半後の10月1日、再出発を宣言した。キヤノンの前身は東京・六本木の竹皮屋ビル(3階の2部屋を賃借)の町工場だった。世界に300拠点を抱え、従業員数は約20万人。光学技術、デジタルイメージング、映像エンジンなど独自の技術開発で、米国特許件数3位(日本企業では1位。2011年発表)の堂々たるグローバル企業・キヤノンが、実は東京発の町工場だった!――キヤノン初期の物語である。東京発の町工場から世界のキヤノンへ「メイド・イン・ジャパン」で世界を駆け抜けろ!キヤノンスピリットの飽くなき挑戦01モノづくり、ものがたり。1町工場で生まれたキヤノンブランド1

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