東京都産業労働局|成功企業電子ブック
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開発室開発課・小松課長。「自分が南武を支えている」という気構えで、新製品の開発に取り組んでいます。05南武の前身である南武鉄工が設立されたのは1955年のこと。国内初の油圧シリンダ専門メーカーとして、高度経済成長の波に乗り業績を伸ばした。成功のポイント日本でいち早く油圧シリンダを製作1963年に工場が火災に遭い、やむなく操業停止に陥る。しかし2年後再興。金型用の油圧シリンダを独自に開発し、自動車エンジン用を中心にシェアを拡大する。火災によって休業。2年後再起を図る業界に先駆け、タイに生産工場を設ける。生産とともに中国や東南アジア各国への輸出拠点に発展させる。現地雇用を推進し、家族的で、働きやすい職場環境を整備した。タイに生産拠点を設けるリーマン・ショックのときも、社員の一人もリストラを行わなかった。パイオニアとしての自負を持ちながら、家族的で、人を大切にする町工場の精神を守る。人間尊重、創業の精神を忘れず「南武のドリルガールズ」の一人である真木さん。油圧シリンダは一般に目に触れることの少ない製品だが、製造業の分野で、南武ブランドの油圧シリンダを知らないものはいない。負けず嫌いの性格なので、ヤルって決めたら、最後までやり通す性格です。もっと難しい仕事に挑戦したい! 南武が製造する油圧シリンダは、世界を駆け巡る。いち早く、北米、タイ、中国(常州)に営業と生産拠点を設け、台湾、韓国、マレーシア、インド、ヨーロッパ、中国(上海、広州)には海外代理店を置いた。国内で地歩を固めた南武は、活躍舞台を世界に広げる。しかしそこには、創業以来、常に働く人を大切にする精神が脈々と受け継がれている。 働く人を大切にするのが南武の伝統 10名の町工場からスタートした創業当初も、そして社員110名を超えるグローバル企業となった現在でも、南武では開発・設計部門は最も重要なセクションだ。現在、開発部門の社員は7名。設計部門には12名の社員が在籍。その人員は充実している。今後さらに、機械・電気・エレクトロニクス等の技術を持った積極性のある人材を増やしていくという。2 オンリーワンの技術を支える、開発・設計部門 1 南武では工場内にいち早く空調設備を導入するなど、クリーンで働きやすい職場環境の整備に努めてきた。とりわけ野村社長が積極的に推進してきたのが5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)だ。そのため、工場内は常に整然としており、仕事の効率も一段と向上した。また、工場に女性社員を採用したのも、野村社長の斬新な経営手腕による。女性たちは「南武のドリルガールズ」としてマスコミにも取り上げられ評判になった。性別を問わず、ものづくりに興味を持ち、それを自分の仕事にしたいと願う若者は決して少なくない。女性が工場でものづくり!頑張る!“ドリルガールズ”3

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