新しい音楽生活を創造する
大学発ベンチャーの草分け
音は努力を裏切らない
―挑戦するデジタルの匠たち
株式会社 ダイマジック
株式会社ダイマジックは、東京電機大学TLO(技術移転)機関公認の第1号ベンチャー企業。大学発の研究成果に基づいて、音の制作から収音・伝送・再生にいたる音づくりのすべての要素技術にイノベーションを創りだすプロフェッショナル集団です。
"音づくり"こそ天職―恩師との出会いに導かれて
後藤 晃さん
テクニカル・ソリューション
ソフトウェア・ソリューションエンジニア
2006年入社
入社4年目のエンジニア、後藤晃さんは大学時代から音響デジタル技術を学び、研究開発に取り組んできました。見ることも触れることもできないけれど、音づくりはものづくり――困難を克服して理論やアイデアをかたちにする粘り強さこそ、若き匠の真髄です。
後藤さんは収音マイクロホンに関するソフトウェア開発のコアエンジニア。拡がり感のあるステレオ録音から指向性の高いズーム録音まで、マイクの指向特性を自在に制御する独自技術を手がけ、ICレコーダーや携帯機器など幅広い用途開発に成功しています。
大学在学中、同社代表でもある浜田晴夫教授の研究室に入り、自分の進むべき道が見えたという後藤さん。革新的で実用性の高い研究活動は、そのまま同社のビジネスに直結していました。しかしいざ入社してみると、事業と学業の違いを痛感することも……。
理想のサウンドを求めて試行錯誤が続くR&Dの現場。「努力すれば音が応えてくれる」と後藤さんは言い切ります。最新の研究成果を活かして社会にどんな貢献ができるのか。任された仕事の可能性に、誰よりも後藤さん自身が大きな期待を膨らませています。
何をどうつくるべきか、本質を見抜く眼を持ちたい
大野 晴丈さん
オーディオ・ハードウェア R&D
エンジニア
2008年入社
音のプロフェッショナルが結集するダイマジック社では、もちろん入社1年目から即戦力です。オーディオ・ハードウェアの開発を担当する大野晴丈さんもその一人。期待とやりがいの大きさを感じながら、さらなる技術の習得・研鑽に励んでいます。
専門学校でレコーディング技術などを学び、2008年に入社した大野さん。音に関係するものづくりを志して同社の技術職を選びました。しかし最先端のR&D現場では“音以外の部分”でも膨大な専門知識が必須に。大野さんはいまも日々勉強だといいます。
仕事を進める上で心がけているのは「頭で考える作業と手を動かす作業をはっきり分けること」。問題解決に要する時間も徐々に短くなってきました。ミスや失敗にめげず、上司の厳しい指摘にも素直に耳を傾ける謙虚な姿勢が成長の原動力となっています。
学生の目線〜企業の生の声を伺ってみて〜
鈴木康太さん
早稲田大学 機械工学科
大学発ベンチャーの企業の存在は聞いたことがありましたが、実際に拝見することは初めてでした。大学とビジネス・・・私が所属する研究室でも共同研究という形で行われていますが、ダイマジック社ほどビジネスと直結していないので、今回のお話は興味深く伺うことができました。
そんなダイマジック社の商品は、一つのマイクで立体的な録音を可能にしたり、携帯のスピーカーで5.1チャンネルサラウンドのような音を出すなど、海外でもその技術が注目されているものであり、企業としての将来性を感じました。オフィスがたいへん綺麗で明るいことにも驚かされました。
入社1年目の大野さんは、学校で学んでいたことと異なる分野の仕事を担当されているそうですが、既にハードウェアのプログラミングを任されているそうで、個人のスキルを成長させてくれる場としても大いに魅力を感じました。今回初めて動画撮影に立ち会ったのですが、現場には、カメラマン、ライターさん、ディレクターさんがいて、それぞれの自分の仕事を黙々とされていました。色々な人がそれぞれの役割を全うすることで、こういうWEBや冊子というものができていることを知り、そういった意味でも今回の取材同行は、とてもよい社会勉強になりました。
ダイマジックのサウンド技術を体験してみよう!